新憲法草案注解 第十八条(奴隷的拘束及び苦役からの自由)

第十八条 については、( )の説明がついているほか、現行憲法が一条にしているところを、第十六条と同じく、二つの項に分けている。

現行  第十八条 何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰を除いては、その意に反する苦役に服させられない。

 案 (奴隷的拘束及び苦役からの自由)第十八条 何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。
 2 何人も、犯罪による処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。

 気をつけてみると、「犯罪に因る」を「犯罪による」とかえたりしている。どうも、この草案を書いた人たちは一字一句でも、現行憲法をかえたいらしい。
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# by reodaisuki1s | 2007-08-27 18:45 | 憲法「改正」問題  

新憲法草案注解  第十七条(国等に対する賠償請求権)

この第17条については、()の説明がついたほかは、一字の変更もない。
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# by reodaisuki1s | 2007-08-27 18:33 | 憲法「改正」問題  

新憲法草案注解  第十六条(請願をする権利)

第十六条については、たいした問題ではないかとも思われるが、なにか、狙いがあるのではないだろうか。まず、現行憲法を書き出してみる。

第十六条 何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。

 これを案では、二つの項に分けている。

 (請願をする権利)
第十六条 何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願をする権利を有する。

2 請願をした者は、そのためにいかなる差別待遇も受けない。
 
 確かに、現行憲法の文章は少しごたごたしているかもしれない。項目を二つにわけたのはわかりやすくするためだったのであろうか。わたしにはよくわからない。何か、ここに意図があると思われる方は是非おしえていただきたい。
 
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# by reodaisuki1s | 2007-08-27 18:27  

新憲法草案 第十五条(公務員の選定及び罷免に関する権利等)

第十五条については、かな使いのほか、内容には変更なし。(公務員の云々)の標題が付け加えられた。
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# by reodaisuki1s | 2007-08-27 18:11 | 憲法「改正」問題  

新憲法草案 第十四条(法の下の平等)

 現行憲法の第十四条はこうである。

第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

2項、3項省略

 これを、新憲法草案では、このようにした。

 (法の下の平等)
第十四条 すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別,障害の有無、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

2項、3項省略

 何がかわったかというと、案では「障害の有無」という言葉が入ったことである。しかし、これが入っていなくても、現行の憲法でもそれは当然であろう。問題は、こういう提案をしている自民党が既に、障害者自立支援法という悪法を通してしまっていることで、自民党が障害者のことを本当によく考えているとは言えないことである。私はある軽費老人ホームの施設長とよく話す機会があったが、今や「福祉」は死語になっているという。そして障害者のひとたち自身から、障害者自立支援法がいかに障害者を苦しめることになっているか聞いている。

 そうした声を聞いている者としては、新憲法草案に「障害の有無」という言葉を入れてみせているのは、見せかけとし顔も思えないのである。ここを読んで、新憲法草案にもいいところがあると思ってしまうなら、見事、自民党の術策に陥ったということになろう。人のいい人たちがだまされないように願っている。
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# by reodaisuki1s | 2007-08-27 17:26